12月, 2011年
適正能力に長けた馬が常勝傾向
暮れの12月になると、競馬ファンも楽しみにしていたであろう有馬記念が開催されます。
確かに、メジャーレースの一戦として毎年大賑わいを見せるレースです。
この時期に地方競馬では、大井競馬場で東京大賞典が開催されますから、両方楽しむのも悪くないと思います。
そんな有馬記念や東京大賞典といった重賞以外にも、年末時期に開催される重賞レースがあります。
それが、中山大障害という障害G1です。
この中山大障害は、年に2回の開催が行われていました。
今では、春開催として中山グランドジャンプが行われ、暮れの開催の障害重賞としてこの中山大障害が行われます。
4000m以上というロングランを障害物を飛び越えながら走りますから、障害への適正能力に長けた馬が上昇傾向にあります。
そういう馬は常に1番人気に推されますから、マークは外さないようにすると良いでしょう。
ちなみに、2大会制覇を成し遂げているのは、ブランディスの1頭だけとなっています。
落ち着かないレース
3歳馬たちをエントリー対象としているクラシックシリーズですが、その中に牝馬3冠のクラシックレースとして、秋華賞というG1レースが含まれています。
クラシックは元々、ヨーロッパ伝統のレースをモデルとして日本でも開催されているもので、2000ギニー、イギリスダービー、セントレジャーステークス、1000ギニー、オークスと言ったレースに習っており、日本でも皐月賞や日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、そして秋華賞が開催されます。
牝馬3冠のラストを飾るレースとして、秋華賞のタイトルを我が物にしようと3歳牝馬たちの激しい攻防戦が繰り広げられます。
このレースを含む、牝馬クラシックの3戦を制した牝馬には、牝馬3冠という称号が与えられます。
近年では、スティルインラブとアパパネの2頭がこの牝馬3冠に輝いています。
この秋華賞の傾向ですが、やはり牝馬レースという事もあって落ち着かないレースになることが多いです。
3冠達成のかかった牝馬がいない場合は、どの馬も勝利の可能性を秘めていますから、波乱のレースとなることが良くあるのです。
クラシック3冠を達成した馬
ヨーロッパから輸入されてきた競馬という歴史は、日本でも瞬く間に拡大して、今ではヨーロッパ本国で開催されていたクラシックレースにも習い、日本でも日本オリジナルのクラシックレースを開催しています。
皐月賞や日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークスと言ったクラシックレースは聞き覚えのあるレースもあるでしょう。
中でも、牡馬クラシックの初戦を飾るのが皐月賞というクラシックです。
中山コースの中距離G1として開催され、ここでは最も最速の馬が勝利するという格言があります。
過去の勝利馬を見てもその格言通りの馬たちで、最強馬ばかりが歴史に名を刻んでいます。
クラシック3冠を達成した馬に与えられる3冠馬という称号は誠に誇らしく、近年ではディープインパクトが3冠を達成しています。
今年は、東京競馬場で開催された皐月賞をオルフェーブルが勝利したことで、3冠のタイトルへと駆けだしていきました。
皐月賞の傾向を見てみると、やはり上位人気馬の強さは決して目が離すことができません。
しかし、中山競馬場という難易度の高いコースですから、時には穴馬が好走することだってあるでしょう。
基本的には上位人気馬を押さえつつ、気になる穴馬がいればマークしておくと良いかもしれません。
桜花賞独特のハイペース
牝馬限定クラシックの初戦を飾る桜花賞。
3歳限定のクラシックシリーズの一戦となっていますが、文字通り、桜咲く春のシーズンレースという事で、華やかさも十分なG1レースになるかと思います。
ただ、そんな華やかさとは裏腹に、毎年激しい上位争いと波乱のレースに満ちているものです。
この桜花賞というステージに上がるには、トライアルレースを勝利するか上位圏内入りを果たして出走権を獲得する必要があります。
また、そのトライアルレースにエントリーするための門も狭き門ですから、かなりシビアな関門となるでしょう。
改修工事に着工するまでのコースでは、桜花賞独特のハイペースが巻き起こっていました。
そのことから、波乱展開のレースとなることが多かったですが、外回りコースが新設されてからは大崩れとなるような波乱は消えましたし、過去にもダイワスカーレットやブエナビスタと言った名牝馬たちを輩出しています。
桜花賞へ向かうための有力ステップとしては、今のところチューリップ賞が圧倒的で、次いでフラワーカップ組やフィリーズレビューと言ったレースです。
国際G1へ繋がるステップレース
夏競馬を彩るサマージョッキーシリーズレースの一戦、レパードステークスという重賞レースが開催されますが、重賞表記となるのは2011年以降からという不思議なレースでもあります。
3歳馬限定のダートレースとして開催される同レースですが、秋に開催される国際G1のジャパンカップダートへのステップレースとなります。
去年の開催では、トランセンドがレパードステークスを勝利したのですが、同馬はその他の重賞で好成績を残せなかった馬です。
この当時、トランセンドに敗れて惜しくも2位だった地方馬のスニーハは、地方のダート重賞でも数々の好成績を収めてきたダートの強者でした。
そして、この時のレパードステークスで5着だったワンダーアキュートは、中央レースである武蔵野ステークスやエルムステークスなどの重賞レースを勝利しており、ジャパンカップダートへのエントリーも果たしていました。
このことから、レパードステークスは後の国際G1へ繋がるステップレースとして、存在意義は確かなものがあります。
レパードステークスを好走出来たかどうかで、この次の重賞ではどうするかを選択できますし、中央に進むか、それとも地方に進むかでも岐路に立たされると思います。
レパードステークス自体は誕生してまだ間もないレースですが、今までの傾向からすると上位人気馬での活躍が目立たないレースだと言えます。
波乱決着の可能性を秘めているレースとして、踏まえていたほうが良いかもしれません。
上位入線をするという傾向
三歳以上の混合GIレースとしてマイルチャンピオンシップというレースがあります。
マイルチャンピオンシップはマイルレースの頂上決戦として位置づけられています。
以前は国内の競走馬しか出走をすることが出来なかったのですが、現在は海外の競走馬も出走をすることができるようになっているため、レースもかなり複雑になってきています。
淀におけるマイルコースは競走馬にとってはかなり苦戦を強いるコースとなっていますので、騎手がいかにして競走馬を有利に持っていくのかが重要となるといえるでしょう。
ですのでコーナーを抜けてストレートになったときにどれだけ競走馬の実力を温存することができるか、そしてどれだけ上手に馬のポジションを保つことが出来るのかが重要となります。
マイルチャンピオンシップはこれまでにデュランダルやタイキシャトルといった短距離レースの強豪馬が制覇したレースとなっているのですが、大体1分32秒台での決着となっています。
また秋の天皇賞が前走となっている競走馬が上位入線をするという傾向が強いです。
また先行馬が入線するよりも差し馬がトップに躍り出て上位入線をするという傾向が強いですね。
ですので秋の天皇賞に出走をしていて、差し馬などであれば軸馬として選ぶようにしてみても良いかもしれませんね。
どちらにしても当日のコンディションなどによって決める必要はあるでしょうが、あらかじめある程度絞り込むことはできるようになると思います。
情報収集に余念がない
競馬予想に競馬新聞や競馬ブックを活用している方は多いと思いますが、これらのアイテムでも100%フル活用している方はどのくらい居るでしょうか?私的には、競馬新聞を読んだからといって、自分の馬券戦術に絡めようとすることは殆どありませんが、それでもつい購入してしまいます。
この競馬新聞を買うということが習慣化してしまっています。
ネットで競馬情報を集めるにしても、競馬場に行く前には必ず目を通しておかないと、不安で仕方ありません。
10を超える競馬予想ブログも週末までには全部目を通しておきます。
自分の競馬予想に何が足りないかとか、更に予想のスパイスとなりそうな情報をゲットしたり、情報収集に余念がありません。
むしろこれは情報収集というよりも、願掛けやジンクスに近いものです。
この一連の行動を取らないと、気持ちを落ち着けることが出来ません。
競馬場には入れば、競馬新聞と競馬ブックを装備してパドックに臨みますし、声を上げて馬の応援に必死です。
このようなアイテムはもはやお守り同様となっているかもしれません。
恐らく自分だけでなく、他の競馬ファンも自分だけの必須アイテムというものを持っているかと思います。
競馬ファンそれぞれで、違った個性も見られてくるので面白いかもしれません。
地方と比べると慌しい雰囲気
大井競馬場や川崎競馬場といえば地方競馬に分類される競馬場ですが、そんな地方でもそこでしか味わうことの出来ない雰囲気や、地方ならではのアイデアで施設も充実していることから人気を呼んでいます。
地方競馬そのものも徐々にレベルアップしていて、地方馬でも中央馬と肩を並べるほどの実力を備えた馬が活躍しています。
有名なレースが開催されないだけあって、競馬場に来るお客はまばらですが、地方ファンにとっては好都合です。
週末の土日は競馬場でゆっくりとした時間を過ごすことができますし、飲食店なども並んでいるので、レースを見ながら軽く飲んだり食べたりすることも出来ます。
中央競馬も良いところは有りますが、地方と比べると慌しい雰囲気がどこか落ち着かなくて、逆にストレスを感じる人も居るかもしれません。
最近では地方競馬のレース予想を扱う競馬予想会社も増えてきました。
中央から地方へという言葉は、政治の世界ではよく言われることですが、これも競馬に当てはめることが出来ます。
ギャンブルは不況の波を受けないといいますが、この世界的大不況の中、果たしてそうなるのでしょうか。
今後の日本競馬をリードしていくのは地方競馬にかかっているかもしれません。
今では交流レースもストップし始めており、競馬をもっと後押しする応援があれば熱気が蘇りそうですね。
見逃せない一戦
2歳馬にとっての初G1レースとなるのが、暮れに開催される朝日杯フューチャリティーステークスです。
中山競馬場でのマイルレースとなり、かつては朝日杯3歳ステークスというレースでしたが、レース改正に伴ってレース名も現在の名に変更となっています。
この2歳重賞は牡馬牝馬の混合レースとなるのですが、阪神競馬場では阪神ジュベナイルフィリーズという牝馬限定重賞が開催されるため、基本的に朝日杯には牡馬のみのレースとなります。
2歳馬にとってのG1レースとありますが、3歳馬になってからのクラシックシリーズへはあまり関連性の無いレースとして知られます。
クラシックを目指す馬なら、暮れに開催されるラジオNIKKEI賞にエントリーする傾向が多いです。
この朝日杯が中山競馬場という難易度の高いコースで開催されることから、その難しさを嫌って他のレースに向かう馬が多くなっています。
しかし、3歳を明けてから古馬路線でも活躍する未来の名馬もこのレースにはエントリーしてきますから、見逃せない一戦であることは間違いありません。
